本専攻は、医療現場等における臨床検査の責任と役割を理解し、日々進歩する高度先端的な技術に対応できる臨床検査技師の育成を目指しています。
現在の臨床検査は、病院での疾病診断の補助のみならず、病気の早期発見や再発予防など予防医学の観点からも重要な役割を果たすようになっています。そのため臨床検査技師の活躍の場は、病院のみならず検査センターや健診センター、保健所、治験関連企業などにも拡がっています。
そこで、本専攻では、
①広い視野をもった豊かな人間性を備え、人間の尊厳を核とした医療人にふさわしい倫理観
②臨床検査に必要となる基礎知識と技術を体系的に修得し、それを基盤として検査データを科学的に捉え、主体性をもって理論的かつ総合的に解析できる能力
③臨床検査技師の使命と役割を理解し、多様な人々と連携して医療に貢献できる能力
④グローバルな視点に立って人々の健康を捉え、検査技術を駆使して持続的に社会へ貢献できる能力
の4つの能力をもち、地域に貢献できる臨床検査技師の育成を目指しています。
新型コロナウイルス感染症による災禍は、我々の生活に困難をもたらしています。 ウイルス遺伝子の検査、また、抗体の検査、そして、ウイルス感染より生ずる様々な症状に対する検査、今、医療の現場で多くの臨床検査技師がコロナ禍を乗り切るために頑張っています。 検査技術科学専攻では、生化学・生理学を始めとする基礎的な学問を学び、微生物学・免疫学・病理学・血液学などの専門的な臨床検査に関する知識・技術を学ぶことにより、臨床検査のスペシャリスト、臨床検査技師を目指します。学部教育を終了後は、博士前期・後期課程に進み、研究に取り組みながら、更に最新の知識・高度な能力を身に着ける道も開かれています。
本学で共に学び、臨床検査の技術を身に着け医療の世界で貢献してみませんか。